いよいよスギ花粉症のシーズン到来です

いよいよスギ花粉症のシーズン到来です。
花粉情報によると、大阪は2月下旬頃より本格的になるようですが、すでに少しずつ症状出られた方が受診されています。花粉飛散量は近畿では,今年は例年並みかやや多いと予想されています。

初期療法について

花粉症は、症状が悪化する前に薬を使い始めると、花粉の飛散量が多くなった時期でも症状をコントロールしやすく、そのシーズンの症状を軽くすることが期待できます。花粉の飛び始める少し前から症状を抑える薬(抗アレルギー薬)の使用を始める治療を『初期療法』とよんでいます。特に、毎年の症状が中等症以上になる方にはお勧めです。
また抗アレルギー薬の種類は非常に多く、薬の効果や副作用(眠気、だるさ)は個人差があるため、薬の効果を確かめながら、自身にあった薬を見つけるのがよいと思われます。

セルフケアについて

なるべく花粉が体に入ってこないように、自身で出来る対策も大切です。

  • テレビやインターネットで花粉情報を入手、花粉の飛散の多い日は外出を控えめに。
    週間花粉情報:http://weather.goo.ne.jp/pollen/p0033.html
  • 外出時は帽子・メガネ・マスク・マフラーを着用し、コートもツルツルした素材がいいようです。
  • 帰宅時は玄関前で、衣服などについた花粉を払い落とし、室内に花粉を持ち込まないように。
  • 帰宅したら、洗顔やうがいを。体に付いた花粉はきちんと洗い流す。
  • 外に干した洗濯物や布団は花粉をよく落としてから室内へ。
  • 掃除はこまめに。

レーザー治療について

当院では炭酸ガスレーザーによる鼻粘膜焼灼術も行っています。抗アレルギー薬や、点鼻薬の効果が少ない方、お薬の服用を減らしたい方、春夏秋冬1年中アレルギー性鼻炎で悩んでいらっしゃる方や、花粉の症状がつらく日常生活面に大きな支障をきたす方、を対象としています。
花粉症に対する治療成績は比較的良く(約7割の方に有効)、通常、治療後の副作用が無いことから、通常のアレルギー性鼻炎の方にも普及してきています。鼻粘膜にレーザーを照射することにより、鼻のアレルギーを起こす場を減らし、鼻粘膜のアレルギー反応を鈍くさせる治療です。ただし照射すると、反応性に鼻粘膜は腫れ、かさぶたができ、鼻水、くしゃみが1週間ほど続きます(一過性に症状増悪)。そのため花粉症のシーズン前に治療を終了しておくことが必要です。12月頃が理想的です。
レーザー治療は、あくまでも鼻の症状を軽減する治療であり、永久的に完全・完璧に花粉症の症状を無くしてしまうものではなく、またレーザー治療の効果も個人差があります。ダニやホコリやハウスダストに対して強いアレルギーをお持ちの方は、比較的早期に再発しやすいようです。

舌下免疫療法について(12歳以上)

本年6月より、いよいよ新しい減感作療法:舌下免疫療法が保険診療できるようになります。減感作療法とは、アレルギー疾患の原因となるアレルゲンを、低濃度、少量から投与し、徐々に増量、高濃度へ移行させ、アレルゲンに対する過敏性を減少させる治療法です。今までは皮下注射による方法で行われており、その効果は実証されております(有効率80%程度)。舌下免疫療法は現在のところスギ花粉症に限られています。しかし注射による副反応(アナフィラキシーショックなど)は軽減され、自宅での治療が可能となり、さらに効果も同程度と期待されています。うまくいけば、根治が期待されます。
ただし問題点もあります。まず治療は毎日(ただし2分程度)行う必要があり、しかも2年以上(3年以上を推奨されています)継続しなければならなく(効果発現には2年ぐらいかかるため)、効果のある人は7割程度とされており(3割程度の人は無効である可能性があります)、価格はまだ発表されていませんが、2年以上続けると結構な額になると思われます。副作用はアナフィラキシーショック、口腔粘膜の炎症などありますが、頻度はかなり少ないようです。シダトレンという商品名(鳥居薬品)で販売されます。鳥居薬品では、減感作療法に関する正確な情報の普及のため、以下の一般向け情報提供ウェブサイトをオープンしています。
●トリーさんのアレルゲン免疫療法ナビ● http://www.torii-alg.jp/

平成26年2月
くぼ耳鼻咽喉科クリニック 久保武志

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