院長からのご挨拶

くぼ耳鼻咽喉科クリニックは平成21年10月に開院し、令和5年10月で14周年を迎えて現在15年目です。これまで多くの医療関係者をはじめ、当院スタッフの方々の支援に支えられ、また地域住民の方々にも親しまれながら、一歩一歩発展して参りました。
今後も引き続き、大阪公立大学医学部附属病院耳鼻咽喉科の応援医師(日本耳鼻咽喉科学会認定専門医) のご協力を頂き、土曜日の2診体制を継続し、より幅広く地域医療に貢献できるよう努めて参ります。
医療機器も少しずつ充実させ、より先進医療を提供できるよう、またビデオシステムを駆使し、患者さんがより病状を理解しやすいよう設備拡充をして参ります。
後方支援としては、大阪公立大学医学部附属病院、大阪市立総合医療センター、JCHO大阪病院(旧大阪厚生年金病院)、大阪暁明館病院、関電病院の先生方のご協力を賜り、病診連携に努めて参ります。
長きにわたり、毎週水曜日に大阪市立総合医療センター小児耳鼻咽喉科にて外来診療ならびに手術診療に取り組んでまいりましたが、平成30年3月をもちまして退職いたしました。私のライフワークである人工内耳医療に、長年取り組めたことを大変光栄に思っております。
これからも自己研鑽を怠らず、ますます地域医療に貢献できるよう、親切・丁寧で思いやりのある医療に努めて参ります。

令和6年6月
くぼ耳鼻咽喉科クリニック
日本耳鼻咽喉科学会専門医
院長:久保武志

院長経歴

略歴

昭和63年3月
大阪市立大学医学部卒業
昭和63年5月
大阪市立大学医学部耳鼻咽喉科学教室入局
平成2年4月
大阪市立大学大学院医学研究科博士課程入学
平成6年3月
大阪市立大学大学院卒業
「メニエール病患者における誘発耳音響放射」にて博士号取得
平成6年4月
大阪市立大学医学部耳鼻咽喉科学教室 助手
平成7年8月
1年間スウェーデン・ウプサラ大学に研究留学。
中耳炎の内耳への影響についての電気生理学的研究を行う。
平成11年3月
オーストラリア・メルボルン大学にて人工内耳トレーニングのワークショップに参加、研修を受ける。
平成11年7月
大阪市立大学医学部耳鼻咽喉科学教室 講師
平成13年1月
大阪総合医療センター
耳鼻咽喉科・小児耳鼻咽喉科 医長
平成16年4月~
平成21年6月
大阪総合医療センター
耳鼻咽喉科・小児耳鼻咽喉科 副部長
平成21年10月
くぼ耳鼻咽喉科クリニック開設 院長

開院までの歩み

私は平成12年まで大阪市立大学医学部附属病院耳鼻咽喉科講師を務めた後(平成7年スウェーデン、ウプサラ大学耳鼻咽喉科客員研究員として留学)、平成21年6月まで大阪市立総合医療センターにて耳鼻咽喉科副部長、小児耳鼻咽喉科副部長(兼任)として、耳鼻咽喉科、小児耳鼻咽喉科の先端医療に20年以上取り組んで参りました。今後は今までの経験を活かし地域医療に貢献できたらと発心、開業致しました。親切・丁寧で思いやりのある医療に努めて参りたいと思います。

留学・研修歴

平成7年8月
スウェーデン ウプサラ大学
耳鼻咽喉科頭頚部外科 研究留学
平成8年10月
仙台中耳サージセンター 耳科手術 研修
平成10年1月
東京慈恵医科大学耳鼻咽喉科 内視鏡科鼻内手術 研修
平成10年7月
東京慈恵医科大学耳鼻咽喉科 耳科手術 研修
平成11年3月
オーストラリア メルボルン大学 人工内耳 研修
平成19年4月
名古屋サージセンター 内視鏡鼻内手術 研修

免許・資格

昭和63年
医師免許取得
平成6年
医学博士号取得
日本耳鼻咽喉科学会専門医取得
平成9年
日本耳鼻咽喉科学会騒音性難聴担当医
平成12年
日本耳覚医学会補聴器適合判定

私は大阪公立大学研修医の頃より難聴外来、頭頸部腫瘍外来に携わって参りました。研究活動として主に聴覚、特にメニエール病を含む感音雑難聴をテーマに行ってきました。平成6年より人工内耳医療に取り組む。ライフワークとして現在も大阪市立総合医療センターにて取り組んでいます。その他、頭頸部癌、副鼻腔手術の執刀および後進の医師の指導を行ってきました。大阪総合医療センター赴任後は、小児の難聴、人工内耳をはじめ、耳科手術、頭頸部癌手術、副鼻腔手術と耳鼻咽喉科・頭頸部外科全般の手術臨床に携わって参りました。